アップライトベース・スタンド製作
2025/08/12アップライトベースのスタンド製作

従来のスタンドは以前ご紹介したように市販のスピーカースタンドを 改良したものでしたが、
鉄製の為そこそこ重量があり、軽量化の為の 新たなスタンドを考えておりました。
構想はかなり前からあったのですが、具体的に製作には至りませんでした。
4月頃暖かくなったので、試作に入りました。
楽器の角度・高さなどは現在スタンドとほぼ同様になるように、
角度が三次元で考える必要があるので、高さ・傾き・回転角を調整しながら、
仮組 をして確かめながら作業を進め、やっとほぼ完成に至りました。

主な改良点は以下の通りです。
①重量を軽減
②折り畳み式で折り畳み後の容積は小さく
③安定感は損なわない
重量及び容積に関し、ほぼ半減程度まで小さく出来たようです。
組み立てに関しては、面倒くささは同程度ですが、パーツ数は 1個増えました。
剛性感をアップする為にエンドピンを追加しました。
以前、コントラバスで使用していたファイバー製のものをステンレスパイプで長さを調整して使用しました。

従来スタンドは、パイプ製でしたので全体の剛性感はあるのですが、 ぐらつきが多少あり不満でもありました。
新作スタンドは 安定感に関しては、一段上がりました。
木製ですが、強度のあるマホガニー材を貼り合わせて使用した為に 曲げ・ねじりともに従来のスタンドより良好です。
構造に関し、三角形を基本にしたのが功を奏したようです。
ただ、実際に演奏をしてみると、全体の重量バランスとネックを抑える左手の力の関係で、 重りを付ける必要があることがわかり、写真の様に3kgの重りを付けて バランスをとることにしました。
このバランスウエイトのおかげで左手の抑えは、親指ではさみ込む必要が無く肩から腕の重さでだけで指板を
抑えることができ、劇的に改善されました。

主な活動拠点にアンプと共に、「重り」も用意する必要がありますが、移動がかなり身軽になりました。
見た目が少し残念な感じがぬぐいきれませんが、それを上回る演奏の安定・安心感があります。
少し手直ししながら、使ってみることにします。
今まで使用していた金属製のスタンドは、メルカリで他の方にお使いいただく方向で考えております。
アップライトベースの肩を削る
2020/10/29ボディの肩を削る
コントラバスと同じ様に弦幅と弦高を変えたら、今度は右手の位置がしっくりこなくなり、ご覧のように削ることになりました。


弦幅は結局エレベと同じ20mmにしました。
少しベタベタと張りが弱いので、必然的に駒寄りで弾くことになります。
以前から右親指の位置が定まらなかったのですが、コントラバスと両方やると余計にボディの肩が気になって、この際やってしまえと。
指板の形は完全には同じではないので、指板を握り込むようにはなりませんが、親指の付け根の感じは許容範囲です。
のこぎりで切れ目を入れ、後はのみで落としてからペーパー仕上げ。
見た目、それ程違和感はありませんね。
ボディ本体は、やはり張り合わせのようで、量産品はコストの関係で、こうなりますね。
のみで削っている途中に、製造過程で位置決めに使ったと思われるφ3mmほどの穴が開いていて、埋め木をしました。

塗装は、今後のこともあるのでやはりセラックタンポ塗りに。
ひと塗りするごとにお経をあげてるような気になるんだな!これが。
適度な塗膜になるには、おそらく、数えていないが軽く100回は超えていると思う

こんな感じで、違和感なく弾いてます
アップライトベース・スタンド改
2020/01/24アップライトベースのスタンド(持ち運び用)改造
年末にスタンドを少し改造しました。
これまで、スタンドは市販のスピーカースタンドを改造して使ってきましたが、それ自体が少し重くて、もう少し軽くしたいとかねてから思っていました。

そこで、パーツのなかでも少しごつすぎる、楽器をささえる部分を木で置き換えることにしました。
御覧の様に、斜めにする部分は固定にして一体物で作りました。
マホガニーセラック仕上げです。
取付部分は蝶ねじが少し小さいので二か所で止めることにして、新たに本体に穴を開け、鬼目ナットを埋め込みました。


蝶ナットが少し小さくなったので、やや回しにくくなったのですが、
弾いた感じはそれほど変わらなくて安心しました。
強度的にも問題なさそうです。

これで本体のケースにすべてのパーツが収まり、これまで何度かこのパーツを忘れて慌てたことがあったのですが、今後はそれもなさそうです。
蝶ナットについては、あとで手を入れることになりそうですね。
アップライトベース_02
2019/02/12アンクルウエイト3kg×2を購入しました。

アップライトベースのスタンドを安定させるための重しです。
立奏のスタンドは、構造上そのままでは、特に指板を押さえた時に(スタンドの)足が持ち上がることがあります。
握りこまないタイプなので、特に、スライドなどときにストレスが溜まります。

これまでは、もろ鉄アレイをスタンドに置いていたのですが、5kgは少し重すぎるし、見た目もあまり音楽的(?)ではないので、写真のようなものに変えようと・・・。

アップライトベース_01
20161025もう5年前くらいになりますが、60歳の還暦を迎えるにあたり、何か新しい楽器にチャレンジしようと思いました。 さまざまな環境と相談しつつ、練習が気兼ねなくできるサイレント楽器を購入しようと思い立ち、人に相談したところ、ぜひともコントラバスをとすすめられました。
それまではエレベでしたが、候補は電子ピアノ、サイレントドラム、アップライトベースとサイレントものだけです。 とりあえずということで、購入したのがNSデザインの4弦アップライトベースでした。
NXT4

定番のヤマハのSLB200は予算の関係でボツとなりました。

今は少し値上がりしていますが、当時、10万円でネット購入しました。 ネックのソリなど大変心配したのですが、幸い、作りも全体にしっかりしたものでした。
弦高をかなり下げたのでブリッジ・駒ともに削り、限界まで下げました。
弦の間隔も25mm程あったのですが、裏通しの穴をそれを20mm程度に狭め、駒の溝も新たに刻みました。(現在は、もとにもどしております)
それにしても、それまで弾いていたエレベとは弦の張力が比較にならないほど大きいと感じました。当然、右手も全く感触が違いますので、最初はエレベのような弾き方で左右とも弾いていたと思います。
このNXT4の購入の大きな要因の一つに、スタンドで楽器が自立していて、角度や高さが比較的自由に変えることができることです。
ネットで、アップライトとコントラバスとの違いで気になる点は、楽器の持ち方によりフォームが不安定だ、ということが話題に上っていましたので、まずその点がクリアできている点が、私にとっては大きいことでした。
コントラバスに踏み込む前の段階では、これは正解であったのかなあと今でも思っています。ただその後、オリジナルスタンドは少し剛性が足りない為、別の改造(スピーカー)スタンドに交換しました。
今、使っているものがそれです。二台用意し、それぞれ、立奏と座奏で角度・高さを調整しながら現在に至っております。 座奏のスタンドはもっぱら自宅練習専用となっております。

前が立奏用(持ち運び可)。後が座奏用ですが、ご覧のようにステーを一本追加しており安定感はかなりのものがあります。
3kgのアレイをボルトで止めてあり、常時部屋に置いてあります。
弦長は106mmでしたが、コントラバスの弦長に合わせ104に、サドルを20mm移動しております。少し張りが緩くなった感じですが、特に音色的な違いは生じていないと思います。ただ、ポジションマークが低いほうでずれていますので、全くあてになりません。

もっとも、マークは早い段階で、マッジクインキで黒くして見えなくしております。エレベではあれだけ頼りにしていたポジションマークが見えなくても不自由(ほんまか?)しないのは不思議です。
実は、NXT4弦はヒールが全くないので、試行錯誤して(7、12フレット)付近に木製でヒールのようなものを付けてあります。
サドル付近も20mmm縮めておりますので、ハーフポジションの感覚が取れませんでした。そのため同様に木製のアゴ(?)をつけました。 見た目はなんじゃこりゃですが、かなりの数の試行錯誤の結果です。
圧倒的にNXT4を触る時間が長いので指板の把握はこちらのほうがはっきりしていますし、コントラバスはまだ少し霧がかかっています。

これが現在のNXT4です。指板直下のローズは、少し前にエレベのマグネチックピックアップをつけた跡をふさいだものです。マグネチックの音色は、かなり力感あふれる感じで悪くはないと思ったのですが、しばらく遊んでから、少しメカメカしい外観がいやになり元のピエゾに戻しました。
駒付近にフェルトを挟み込みサステインを少し短めにしています。そのままだと、コントラバスとの差があまりにもあるためです。ソロのときなど、むしろサステインが短くなりモコモコしたいい感じになります。
当然ですが、響きは全く違いますので、あくまで弾いた感じをコントラバスに合わせるためです。
NXT4をコントラバスに近い感覚にしようと、奮闘は続きます。まあ色々な工夫は、かなり楽しみでもあるのですが。
