エンドピン_03
018/12/19昨日、オフセットのエンドピン穴を開けました。後戻りはできませんね。


ご覧のようにセンターからずれています。ここひと月ほど少しずつ位置を確かめながら、まあこんなところかなあ…っていう位置に10Φの穴を開け入り口を少しリーマで広げてあります。
3mm程度のドリルから少しづつ大きくしながら、位置を確かめつつ慎重に開けました。

弓弾きがメインのクラッシックの楽器とは少しバランスが違うようですが、求めるところは同じです。
本来のエンドピンホルダは写真のように短くカット、座奏用に常時エンドピンを差し込んでおくことにし、タイトボンドで接着しました。
楽器のウエストに見えるベルトは 楽器を移動したり持ち上げたりするためのもので、音に関しては良いことはありませんが、取り回しは大変楽なのでつけっぱなしにしております。
このボディ(改造)の形状だと、座奏のとき、今使用している普通の事務用椅子で高さが調整でき、特別な(高い)ものを用意する必要がありません。
エンドピン(カーポン)を支えるのがボディのエンドブロック直なので、力を加えすぎるとブロックの割れが心配になります。
ピン自体に結構力が加わりますので、今のところカーボン以外の素材は考えられません。
結果、かなり整理された音質になりました。
それと、いままでと違うのは、楽器をネックで支えるようにたてかけたときに、バランスが中心ではない為常に 回転し斜めになろうとすることです。
家にいて練習のときは、洋服のハンガー掛けに持たれるように置いているため、少し注意が必要になりました。
エンドピン_02
2018/11/19新たなエンドピンの試作
コントラバスの構え方に関し、少し書きます。
まず、手順は、
①左手でネックを支え
②指板と右手の距離をはかり
③左ひざの内側にを楽器のお尻を付ける
実際に弾くときは、

右手に関しては、時計周り(右回転)の力がかかり、回転しようとするのですが、左ひざでささえるので、特に問題はありません。

問題は左で、とくに指板の低音(ペグ)側に来ると反時計回り(左回転)の力が大きくかかります。
左手親指で強く支えれば、安定させることができるのですが、それだと握りこむ形になり左手が不自由になります。

このことは、特に右手が関与しない、スラーとかグリサンドの時に困ることになります。
今の楽器では、左手と右手のベストポジションで楽器を構えるとすでに、左回転力が少しかかる感じです。
したがって右手の、ピッチカートは安定したものになります。
グリサンドなどでは左回転の力がもろにかかり、それを支えるのが左親指だけという構図です。
左手の負担が少し大きく感じるのはこのような原因があるのかなあと思われます。
楽器を支えて、左右両手の力が拮抗するバランスは、楽器をほぼ垂直にしたときです。
中心にエンドピンがあるのですから当然ですね。
この時の問題は、左手の指板ポジションが、かなり上側になり、左腕のわきがかなりあき少し窮屈な感じになります。
また、ボディが腰に接触する部分が不安定で、楽器の安定にはマイナス面が大きいです。
この違和感はかなりの確率で感じている方がいるのではないでしょうか?
ネットで調べていると、クラッシックではエンドピンをオフセットしている楽器があり、それ用の曲がったエンドピンも販売されているようです。
実際の演奏者もオフセットさせたものをすでに、何年間か弾いていて、それをもとに戻そうとは思わない旨書いてありました。
ちなみに、ラボリーエンドピンというもので、ヨーロッパではポピュラーなようですね。

話が長くなりましたが、それでは、ということで、オフセットするためのエンドピン位置を決めるために、試行錯誤することにしました。

(下が廃材を使ったプロトタイプⅠで、上がⅡです)
現在はこれを少し変化させながら、ベストポジションを探っていいるところです。

(元のエンドピンを下から写したもので、プロトタイプⅡのオフセット具合がわかると思います)

みっともない外観ですが、オフセットさせた貫通穴を一発で開ける勇気は、さすがにないので、もう少し時間が必要ですね。
オフセットさせた結果、左右回転のバランスの中央値が現在の楽器の傾きに来ていて、楽器を立てると右回転、楽器を引っ張りこんで寝かせる方向だと左回転の力が自然にかかり、特に左手の疲れ具合が少し減るような気がします。
テストの最中に、2本とも差し込んだ状態で弾いてみたところ、これが大変安定していて、驚きました。楽器の傾きの自由さは少し奪われるのですが、その分左右手の自由度は増した感じがしました。
ほぼ、腰の支えだけで楽器はある程度安定してしまいます。
ただ、見た目が、松葉つえをついているようで、聞く方はちょっと引いて(!)しまいますね。
でも、もう一つ穴を開けたら、高さ合わせて二本立てるかも。
一応、激安カーボンエンドピンは、もう一本用意しました。
エンドピン_01
2016/09/23上から、マホガニー(座奏用)、ハカランダ、カーボン、マホガニー、すべて自作(改造)。

ボディを改造と同時にエンドピンは鉄製の物からハカランダの物に替えました。
通常のボディならば、強度的には大丈夫なはずですが、10cm短くなったのですから、その分ピンの長さもほぼ10cm長くなる理屈です。
ハカランダは実際作ってみると、少しぐらぐらして折れることはなさそうですが、精神衛生上よくないので、市販のエンドピンを探してみることにしました。
カーボンのものが強度もあり重さも鉄製のものより軽いようです。一般に販売されているものは少し価格がお高いようで、ここは、中国にお願いして購入しました。
もっともカーボンピンの径が少し大きすぎたので(14φ)それをナイフで削り、10φに合わせました。ホルダーがプラスチックなので、楽器に付いていた10φのホルダーをそのまま使いました。
カーボンがカッターで削れるとは思いませんでしたが、やってみると意外にサクサク削れました。カーボンの繊維を一枚一枚はがしていく要領で、真円に近い加工は意外に楽にできます。繊維が少しチクチクしますので、マスク・手袋はしたほうが…。
刃物はダメになりますが、激安で強度は抜群です。そのままだと剥がれてくる心配があるので、セラックを塗りつけておきました。
さて、自作エンドピン(マホガニー)ですが、写真のとおり21φで、ただ差し込むだけの簡単な作りです。穴はすでにテーパーを付けてありますので、あとは自分の高さに合わせて長さを決めるだけです。エンドゴムは、ステッキ用を購入。エンドピンホルダ付近で少しグラグラしますが、使えないことはない。しばらくは2本持ちで行こう。
コントラバスを改造し音出しした直後は、がっかりしたのですが、しばらく調整やら弦交換などをしたら、耳が慣れたのか、それほど悪くないような気がしてきました。ちょうど車を替えてから慣れるまで、前の車と比較してしまい、悪いところだけに目が行くようなもので、慣れてしまえば、あとはあきらめて乗るだけみたいな…。確かに、ウルフトーンがG線のCにきたり、E線は響きが悪いとかバランスの悪さはあるのですが、そこは最初から覚悟の上の改造だったのですからね。
