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久しぶりにギターを修理しました。

 2019/05/07
  頼まれてギターを修理しました。
ギターは合板で初心者向けのものらしく、使用されている材料などは
それなりのものです。

写真で見る通り駒がはがれかかっています。これをすべて直すには、
表面板と駒の交換が必要で、かなりの手間になります。

今回は普通に弾ける様にとの希望ですので、最小限の修理で済むように知恵を絞りました。
駒とその接着面は材料ごとかなり変形していて、合板の一枚目がめくれ上がっており、
このまま弦を張れば早晩駒が吹っ飛ぶ恐れがあります。

張ったままで現在まではがれないのは、それなりの強度がまだあると判断し
駒も表面板もそのまま活かすことにしました。

 ご覧のようなテールピースとエンドピンを新たに作り、スチールワイヤーで
支えることにしました。強度的には一本で大丈夫そうですが、念のために
2本にしましたl。

写真のように、テールピース材料はローズとマホガニーをラミネートし強度を出してます。

駒には少しねじる力がかかるのですが、弦の全張力がかるのではないので、
弾く分には大丈夫だろうと安易に考えました。


糸巻きは使えそうになかったので付け替えました。これで調弦もスムースです

ナットは壊れていましたので新たに作り弦高も調整しました。。



弦を張った感じは、乾燥しているためか思いのほか響きは良いようです。
低域は力がありませんが、高音は伸びもバランスもばっちりです。

この状態で駒がはがれないことを祈ります。